MANYO

建築家さんから個人住宅の新築設計をされるということで、 「アプローチ袖の植栽」というお話をいただきました。

ちょうど我々、Garden design office萬葉は、 「フロントヤードに大きな木を植える」 という、少しのスペースでも大きな造形を創っていく坪庭的 提案をお薦めしています。

その内容にピッタリのご依頼をいただきました。

今回の建物の外壁は、ガルバリウムという鋼板で、窓もなく 一面がまだ白紙の状態のキャンバスのようです。

そこに樹形・枝ぶりが美しい樹木を植えることで
ひとつの「壁画」が完成されます。

無機質なものに、「生命」の曲線が浮かびあがり、お互いを 協調しあいます。

また、今回は実現していませんが、 日光や照明によって外壁に樹木の“影”を映すことによって
より大きな躍動感のある造形が生まれることと思います。


そして、
これからこの「庭」が時間軸のなかでどう成長していくか? です。
これは私達にとっても楽しみなことです。
  
我々、造園業者ができるアプローチはここまでです。 ペットショップに例えると子犬を購入していただいた。という 状態です。

もちろん、不安なこと困ったことがあったときは全力で相談にのりますが、日常生活のなかで「庭とつきあう」というプロ グラムがお施主様に追加されるわけです。

実際「庭とつきあう」ということは、面倒なことも多く、頭を 悩まされることも数々でてくることと思います。
  
ですが、その分、いや何倍も喜びや楽しみを感じたり感動を与えて くれるものと思います。

春先に新芽が出はじめたり、何回も観察していた“つぼみ” が花開いたときは本当に嬉しいものです。

この楽しみをお施主様と一緒に、我々もちょくちょく感じに 行かせていただきます。
  

今回のように、小さなスペースで大きな造形をつくることは、お施主様と建築の設計士さんの理解が重要です。感性のよい方々に恵まれ、実現した物件でした。